毎月、4日ほど湘南の妻の実家で過ごし、庭掃除をします。此度は、夏の間に伸びた芝刈りをしました。芝刈り機のハンドルを握っていると、黒澤明監督『天国と地獄』の中で、三船敏郎演じる靴会社の重役が、お抱え運転手の息子の身代金を肩代わりしたばかりに派閥闘争に敗れ、庭の芝生を寂しげに刈っていた姿を思い出します。
裏庭の柿の木の枝を払いがてら、柿狩りもしました。実が50個ほど取れました。酷暑で、とっても甘い柿です。
お昼は、好きなお蕎麦屋さん「紅がら」に出掛けます。蕎麦打ち場の傍らにハナナスが活けられ、店内は秋の気配に満ちていました。
この日は、鴨せいろにしました。