追悼 坂本龍一さん

ふじた
ふじた

とても、とても残念です。

坂本龍一さんがご逝去されました。
お体の具合が良く無いと聞いていたはいたけれど…残念です。

子供のころ、僕のレコード棚はYMOにクラフトワーク、DEVO、テクノ関係ばかりでした。
もちろんその中に教授のアルバムもありました。
特に「千のナイフ」は大好きなアルバムだったな。
自分を作った曲リストがあったら絶対に入ります。
全曲イイんですが、ピアノ曲の「Grasshoppers」が特に好きだった。

買ってすぐレコードジャケットに缶コーヒーをぶちまけてしまったのは「B-2 UNIT」。
あれはショックだった。涙目になって帰ったっけ。収録曲も衝撃的だったな。

「戦場のメリークリスマス」の有名なタイトル曲は、JAPANのデヴィッド・シルヴィアンが歌うバージョンもあってね。耽美的な雰囲気がいいんですよ。
映画も見にいったな。当時は芸術性をあんまり深く理解できなくて、どっちかというと美術館で絵画を観るような気持ちだったかも。

僕がよく聴いた記憶がある教授のアルバムは「左腕の夢」までになります。
調べてみると、1981年ということになる。
その年、YMOのディスコグラフィーでは「テクノデリック」のリリースがありました。
至高の作品なんだよなあ、自分にとって「テクノデリック」は。
以降僕の興味はより洋楽方面に浮気していったような気がする。

桜の季節も終わり、新緑へと移り変わるグラデーション。
今日みたいな良い天気の日に、僕が聴きたくなる坂本教授の曲があります。
1971年のアルバム「サマー・ナーヴス」の1曲目、アルバムタイトル曲です。
テクノではないですね。レゲエ調です。
爽やかで明るい気分になれる名曲です。
味のある教授のボーカルも聴きどころ。作詞は矢野顕子さんだそうです。
ジャケットの教授の笑顔を見ると、今はまだ悲しい気持ちになりますが、このアルバムは、これからも、この季節、毎年聴き直すでしょう。

坂本龍一さんは永遠に僕のヒーローです。
どうぞ安らかにおやすみください。ご冥福をお祈りいたします。

タイトルとURLをコピーしました