上野亭店主口上

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店主口上 2023年11月

乾物屋のおじさんに、いい魚屋さんを教えてもらいました。「あそこの社長が煮るアナゴが、とってもおいしいんだよ」と。確かにわさびをちょいと付けて、酒のよいアテになります。教えてくれたおじさんとこのワカメも絶品なんですけどね。
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店主口上 2023年10月

小学生の息子を交通事故で喪った母親。あと10年生かしてくれと死神に交渉した会社役員。さまざまな送る人、送られる人を描きました。死んだらどうなる? という問いも。『葬る』(光文社文庫)書店で手に取っていただけたら幸いです。
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店主口上 2023年9月

ブランドイメージのある公営霊園から永代供養、樹木葬、散骨など、時代とともに墓も家族のあり方も移り変わっていきます。さまざまな葬送のかたちを考える小説『葬る』(光文社文庫)を刊行しました。
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店主口上 2023年8月

買ってきた枝豆がぽくぽくとして、大豆になりかけています。初夏とは違う、夏真っ盛りの枝豆です。
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店主口上 2023年7月

家のぬか漬けがおいしくなってくると、夏が来たなと感じます。茶殻(ちゃがら)でつくった佃煮(つくだに)で、お茶漬けにするのが朝食の〆です。そこで、きゅうりのぬか漬けをぽりぽりやります。
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店主口上 2023年6月

町を歩いていたらスマホに着信がありました。ある市の教養センターからで、講演の依頼でした。日常が返ってきたのを感じた瞬間です。
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店主口上 2023年5月

最近の楽しみは、お寺の門前にあるお蕎麦屋さんで昼に一杯やることです。そんなことなんかを『今日もホフク前進』で紹介してます。
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店主口上 2023年4月

この秋刊行予定の、書下ろし小説の原稿に追われておりました。その間に地方取材が入ったりして、やっとひと息ついたところです。
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店主口上 2023年3月

『お菓子の船』(講談社)を刊行しました。文芸・本のニュースサイト「ナニヨモ」で、新刊インタビューを公開中です。
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店主口上 2023年2月

亡くなった祖父がつくったどら焼きの謎に迫る菓子職人のワコ。遺された手がかりは、「春」「海」「水菓子」の3つ。ワコは、太平洋戦争中に祖父が、ある艦艇に乗っていたのを知る。『お菓子の船』を講談社から刊行しました!