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ぴー吉 上野 歩 /
第218回 『就職先はネジ屋です』(後編)・・・P2

・ふじたが個人的不満をぶつけます

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ふじた:特に業界の方に読んでもらうとなると、技術的に間違った内容ではいけないし、仕事がテーマの作品は世に出したあとのコワさがありそうですね。

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上野:そうなんです。そんな中、物語の最後に登場する巨大アンカーボルトについて、取材させていただいた会社の社長から“アンカーボルトの章は、実際の製造工程とは違いますが、本当にあのように鋼材を鍛造し、鍛圧による結合体の圧縮をしてからネジ加工をし、その後に熱処理をすることができれば、理想的強度=硬度と靱性を併せ持つボルトができると思います”という感想をいただきました。これは、なにより嬉しかったです。

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ふじた:もしもそれができれば、っていうフィクションも含まれているんですね。事実だけじゃないっていうのが、ちょっと驚きましたし、またそんな部分が面白さにつながっているんだろうなと納得もしました。

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上野:そこはエンターテインメントなので、やはりショーアップしなくてはという使命がありまして。

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ふじた:大変好評で、僕も前回のトークからべた褒めしておりますが、ここで個人的不満を申し上げようかと思います。

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上野:ドキ! 不満ですか……どうぞ。

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ふじた: それが読めるのは、上野亭のトークならではということで。

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上野:歯に衣着せぬってところですね。

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ふじた:非常に面白かったからこそなんですが、内容盛り沢山すぎ説が僕の中で不満としてあるんですよ。親子関係、恋愛、友情を盛り込みつつ、仕事で画期的なネジをいくつもつくり出すって、上下巻で読みたいボリュームあると思うんですよね。

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ああ、ねえ。僕としては、読者を退屈させたくない……という危惧を常に抱いてまして、ついついあれもこれもお皿に盛ってしまうんですよね。

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