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ぴー吉 上野 歩 / イ 
第179回『地方ラーメンの実力』・・・P2

博多長浜生ラーメン
株式会社シンショー 2食入り・315エン

挿絵

 外装フィルムに〔本場博多の屋台味〕と銘打たれている。博多に来るのは2度目で、以前は一泊したのだけれど、大腸ポリープを内視鏡で切除したばかりだったのでビジネスホテルでおとなしくしていた(ほんとは、ホームドクターには遠出も禁じられてた)。
 今回も日帰り仕事で、中州に足を運ぶのはまたの機会である。
 さて、福岡空港で購入したこのラーメンについて特筆すべきは、スープのうまさだろう。ミルキーで、とんこつ特有の臭みがない。けれど、しっかり博多ラーメンしている。
 僕は、前夜の豚しゃぶの残りの豚肉の薄切り肉を、スープ用に沸かした熱湯でしゃぶしゃぶし、それを丼に引き上げておき、お湯のほうは灰汁(あく)取りするというちょいと手の込んだことをした。 
 トッピングは、これも豚しゃぶの薬味のネギ塩ごま油(コレがうンまんいのだ)、さらに紅ショウガ(純国産モノを奮発)、高菜漬け、白ごまと加えていった。満足この上なし。
 ただ、博多ラーメンの特徴である、歯切れのよいコシを活かそうと固茹でにしようにも、麺がダマになりやすい。それから、スープの袋が切りにくく、2つとも少しこぼしてしまった。

九州あごだしラーメン
株式会社やまやコミュニケーションズ 2食入り・420エン

挿絵

 こちらも福岡空港で、先の博多長浜生ラーメンと一緒に購入。
「あご」とはトビウオのことで、「あごだし」はトビウオでとっただしのことである。
 トビウオは隠岐島を観光した際に、船上からたくさん見られた『第160回隠岐島(後編)』参照
 僕はトビウオって、水切りの石みたく、水面を跳ねて飛ぶのかと思ってた。でも、実際に目撃したところ、ヒレを広げて飛行機みたいに飛ぶんだよね。もう100メートルくらい軽く飛んじゃう。
 さて、あごだしラーメンである。澄んだスープに、白いストレート麺。そのたたずまいは、まさに「美しい」のひと言。そして、あごだししょう油は、まさに「イイお味」のひと言。
 市販のメンマ(マルちゃんの味付きメンマが、味を主張しすぎないでイイんだな。ラーメンを支える感じで、脇役に徹している。量的にも、2人分のラーメンに載せて使い切るのにちょうど)、ベランダのプランターのアサツキを刻んでトッピングした。
 ラーメンの友ギャバンのブラックペッパーとの相性もよろしい。

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