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/ 上野 歩
monthly essay / ueno ayumu

ぴー吉 第104回『食卓日記(8)〜大船の洞窟とウォレスとグルミット展の巻〜』

挿絵 *月*日
 遅い梅雨明けが発表された週末、浜松町駅から増上寺の境内を抜け、東京タワー下にある「芝とうふ屋うかい」を再訪する。
 前回とおなじくお昼の御膳の〈松〉を頼む。
 ほぼひと月ごとにかわるという品書きは以下のとおり。

先付 水茄子、花背とうふ
八寸     鯛小袖寿し、ふくさ玉子、小柱磯辺和え、石川芋みたらし
進肴 あげ田楽
造り 本日の港より(上野注:この日は、マグロ、ヒラメ、シマアジであった)
鱧湯引き(上野注:この日は、ハモはしんじょであった)、しめじ茸、青柚子
鍋仕立
豆水とうふ
揚物 精進揚げ(上野注:この日は、谷中ショウガ、サツマイモ、オクラ、ミョウガ、レンコンであった)
食事 江戸前穴子せいろ蒸し、香の物
甘味  
葛きり

 精進揚げの、谷中ショウガを揚げたのははじめて食べたが、辛味がさわやかだった。家でも試したいと思う。
 お店の窓越しに、ことしはじめてのセミの声を聞いた。

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