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/ 上野 歩
monthly essay / ueno ayumu

ぴー吉 第103回『座骨神経痛の旅』

挿絵『食卓日記(7)〜座骨神経痛と福島のラーメンと交通博物館の巻〜』にも書いたのだけれど、春さきから座骨神経痛に悩んでいた。
 表参道ヒルズの建築を見に行ったときなんか、渋谷駅まで青山通りを歩きながら、左脚が痛くて泣きそうだった。左脚が痛くても、小腹がすいて、僕は表参道の路地の屋台で買ったシシカバブをはさんだピタを食べていた。食べながら泣いていた。
 整体に通って鍼(はり)を打ってもらっても、痛みはすぐにもどってくる。
 こんどは整形外科病院に行くと、まずはレントゲンを撮られ、つぎにMRI検査を受けろと言われる。MRI検査は、土曜日なら1週間後に予約が可能で、検査結果がわかるのはそれからまた1週間後であると言われる。
 その間、治療をしていないわけだから、左脚はずっと痛いままだった。
 MRI(この検査費用が高い!)の結果、座骨神経痛であることが判明――そんなこと、とっくにわかってるから、早く治して……。
 で、痛み止めを飲みつつ、牽引による治療を受けることになった。「まあ、(治るのに)時間がかかるでしょうね」という医師の診断だった。

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