女子大のチャペル

おととい火曜日は「上野歩の書き方のツボ 創作文章教室」の開講日でした。
よみうりカルチャー恵比寿教室がホームグラウンドなのですが、この夏は荻窪教室を間借りしております。そして、荻窪に通っている間に訪ねてみたい場所がありました。
新宿方面から中央線に乗り、吉祥寺に近づくと住宅地の彼方に尖塔が姿を現します。西洋建築ファンであるウエノは、これが東京女子大(トンジョ)のチャペルであることを知っていて、いつか間近で仰ぎ見たいものと考えていたのです。
今年も同大主催の建築散歩の抽選にもれ、こうなったらキャンパスの塀の外からでも眺められたらと思いを募らせたのでした。
で、講座終了後にJRで一駅隣の西荻まで行き、トンジョを目指します。なにしろ電車から高い尖塔が見えたわけですから、まあ、だいたいこの方向だろうくらいに歩き始めました。
足元はスペルガの白いキャンバスシューズを選んではいてます。湘南なんかが似合うスニーカーですが、憧憬を誘う名称の女子大通りを歩くのにぴったりだろうと考えたのです。

門の遥か向こうにはレーモンド設計による大正期に建てられた図書館が

さて、同大サイトのアクセス案内では、西荻から12分となっていましたが、適当にアタリをつけて歩いているせいかなかなかチャペルの尖塔は見えません。
もともとが方向音痴です。優雅な散歩気分はやめ、スマホのMAP機能に救いを求めましたが、こちらも迷路にはまり込んでいるらしく役に立ちません。
ようやくトンジョらしき塀を巡らせた広い敷地にたどり着いた時には、歩き始めて1時間近くが経っていました。
8月のわりに涼しい日だったので決行したわけですが、汗びっしょりになっていました。

トンジョの正門に回ってみると、夏休み期間ですから門は閉ざされています。当然のごとく女子大生の姿もありません。
女子大通りは、なんとなくがさっとした印象の道路でした。
そして、チャペルの尖塔が見えないはずです。鬱蒼とした夏木立に覆い隠されているのですから。

しかし、なんとかチャペルが見えないものかとトンジョの塀の外を周回しました。
夏空のもと、汗だくで女子大の周囲をうろつく男の姿は異様に映ったことでしょう。足元のキャンバスシューズの白だけがやたらと目に痛いです。

そしてついに見つけました! 屹立する白い塔を!!
僕は安堵の笑みを浮かべると、女子大前という停留所を見つけ、バスに乗ることにしました。そして、その到着地を見て愕然としました。なんと、僕の自宅の最寄り駅だったのです。
荻窪教室に通っている間、などといわず、いつでもバス一本で、女子大前まで来ることができたのでした。



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