
どこに来てると思っとるかね?
あちしは今、岩手県は大船渡の鎌田水産さんで工場見学してるのだ。
三陸で水揚げされたサンマ・ホタテを中心とした魚介類を加工する会社なんだな。
岩手の魅力ポイントをめぐる3日間ツアーの、ここが最初の見学地というわけさ。

工場見学後は敷地内にある食事処・海の幸ふるまいセンターでウニ丼とアワビ刺身、ホタテのバター焼きのお昼ご飯さね。
アワビが硬いのは先刻承知の助でい。がりんごりんとかみ砕いてやったぜぃ。

食事の後は甘い物。職場への出張土産にもってこいのかもめの玉子--誰でも1度くらいはおみやげにしたり、もらったりしてるんじゃないかな。総本店のかもめテラスで休憩さ。
訪問記念にかもめの玉子ミニをお土産にいただく。

続いては本日のメインイベント、三鉄(さんてつ)に乗車だよ。
今をさること17年前、あちしは東北をまわる旅行をして三陸北リアス線に乗ってる。それが震災の2年前のこと。
現在は、リアス線と北リアス線・南リアス線が統合され、リアス線として三陸鉄道が運営してる。
今日は、あちしが乗っていない区間、盛(さかり)駅-釜石駅の南リアス線、60分の鉄道旅さ。
ホントは白地に赤と青の帯を巻いた三鉄カラーの車両に乗りたかったんだが……。まあ、乗っちまえば車体は見えないんだしね。
ツアーの貸切運行で、三鉄の社員さんが同乗し震災と復興について話してくれた。南リアス線は、トンネルが多くを占めるんだけど、闇の中で社員さんの話に耳を傾けたよ。

1泊目の宿、三陸花ホテルはまぎくさんに到着。
オーシャンビューの部屋は、やませで浪板海岸が白くけぶっていたよ。
宿のお風呂は温泉じゃないって、到着前にバスガイドさんから聞いて愕然とする。
あちしの表情が曇っているのはそのせい……。
それでも、せっかくだから露天風呂に浸かるかと、行ってみると湯舟も小さくて……。

文句を並べつつも、湯上りのビールをあおる。
夕餉は、こちらも特徴がなく……。
陶板焼きのタレが好みじゃないんだな。んなら牛肉をバター焼きしてるところに、茶碗蒸しのさじで刺身のしょう油をひとたらし。即席の牛バタしょう油の出来上がりでぃ。うまい!

……と不平不満ばかりのあちしだったが、ライブキッチンの蒸しガキには目を覚まさせられたね。
酒と塩だけで蒸しておるそうじゃが、カキそのものの本質を見事に引き出しておって絶品! カキはお腹のぷりっとしたとこがおいしいんだよね、と改めて実感した。
殻の載った皿を持ち、すぐさまおかわりしにいった。このカキ、食べ放題とは、なんとも太っ腹ではないか。はまぎくはカキで持つ。
お酒は、宿のおすすめは浜千鳥であったが、あちしには南部美人が少し辛口でおいしかった。
舞台では、郷土芸能の大槌虎舞も始まって、一生懸命歓迎してくれてるのが伝わり、感動したよ。

というわけで、満足して寝る。
おやすみ。
