
うなぎが食べたくなった時、外で食べるのなら石神井川沿いにあるまつむらさんに足を運びます。
かば焼きを買ってきて家で味わうなら、川魚卸問屋の恵比寿屋さんでテイクアウトします。

今日は昼前に予約の電話をして、大きめの白焼きとかば焼きをひと串ずつ焼いてもらいました。特に肝焼きは、午前中に予約しておかないとなくなってしまうのです。
妻の卵焼き、ワカメとキュウリの酢の物と味わいます。
肝焼きで晩酌していると、『それから』(1985年・東映ほか)を思い出します。夏目漱石原作の映画です。
無為徒食(むいとしょく)の主人公(松田優作)が、実業家の兄(中村嘉葎雄)とガーデンパーティーを抜けて(閉会後か?)料理屋に入ります。畳の上に脱いだシルクハットを置き、膳の料理を肴に酒を酌むのですが、この時に中村演じる兄がなにやら串に刺したものを食べながらビールのグラスを傾けます。これはうなぎの肝焼きではないか、と僕は踏んでいるのです。
うなぎの肝でビールなんて生臭そう……なんてことはありませんぞ。よい肝なら、ビールにも合います。恵比寿屋さんの肝焼きがそう。
