『F1/エフワン』

映画館では一番後ろの列の、スクリーンに向かって左隅の席に座ります。2本立て400エンの名画座時代からそうですね。洋画の字幕が右端に縦に出ていた頃、字幕を目で追うのに左から眺めたほうがスクリーン全体を目にとらえられると感じたからです。あくまで、僕の“感じ”なわけですが。

『F1/エフワン』を観ました。
さすらいのフリーランスレーサーが、弱小F1チームのプロスペクトやクルーを引っ張って上昇していくストーリーです。

僕は免許証を持っていません。そんなわけで、自動車にもレース場面にも特別熱くなるわけではないんです。でも、『フォードVSフェラーリ』(2019年・米)や『フェラーリ』(2023年・米)といった映画が、お仕事ドラマという観点から好きなんですね。
この『F1/エフワン』もそう。
そして、なにしろブラッド・ピットがカッコいい。洗いざらしのウエスタンシャツにジーンズ。白いものが多く交じった無精ひげ。コインランドリーにいても、シャワーを浴びながら歯を磨いててもカッコいい。
・この映画の台詞=「彼は過去の栄光にすがる男ではなく、栄光のない男だ」

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