友諠商店(ゆうぎしょうてん)の混沌は、どこまでも『ブレードランナー』だった

池袋駅西口近くの古い雑居ビルに友諠商店はあります。
建物の外から4階の窓に大きく店名が掲げられているのが見えるので、すぐに分かります。けれど、そこに向かうエレベーターが見つけにくい。見つけても、すぐには乗り込みたくない。なんか、怪しげなのです。

勇を鼓して乗ったエレベーターの扉が4階で開くと、いきなりこんな光景が。
そう、友諠商店さんは、ディープな中華食材屋さんなのです。

こんな食材も。
中華料理といえば、鯉の丸揚げですよね。野菜の甘酢あんをかけたのを、僕も今はなき横浜中華街の老舗・華勝楼のコースメニューでいただきました。

友諠商店さんの一角に、イートインコーナー……というより、屋台が並んでいるような一角があります。
今日は買い物もですが、ここで昼飲みするのも目的でした。

まずは骨付き鶏の塩唐揚げを青島(チンタオ)ビールでやります。
たちまちSF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982年アメリカ/香港)のリック・デッカードの気分に。

小籠包は、肉汁がじゅわっです。
で、気分はますますリック・デッカード。

羊肉の串焼きは、1本200エンですが、4本から注文を受けてくれます。
そして、2本目のチンタオに突入してます。
気分は完全にリック・デッカード。

食べ終わった食器をそれぞれの屋台に返却し、再びエレベーターで下降し外に出た時には池袋の街が2019年(もう過去じゃん)のロスアンゼルスに見えてきました。

ちなみに友諠商店さんで買い物してきたのは、きくらげ、豆鼓、ピータンです。
八宝菜に入ってるきくらげって好きなんだよなあ。


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