
1輪だけ花開いた胡蝶蘭。
https://uenotei.com/2025/01/26/20250126/
その後、数日かけて3輪が開花しました。

新たに花芽がついた蘭の鉢もあります。
蘭といえば、思い出す映画があります。『夜の大捜査線』(1967年アメリカ)です。
LAの黒人刑事ヴァージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)が、通りすがりの南部の田舎町で殺人事件の捜査を手伝うことになります。偏見や差別に屈せず、彼は敏腕を発揮し、事件を解決に導きます。
ティッブス刑事が警察署長(ロッド・スタイガー/この作品でアカデミー主演男優賞を受賞)の運転する車で、広大な綿畑を走り抜ける場面は印象的です。白人の運転する車の助手席に、都会の服装で座るティッブス刑事。畑ではたくさんの黒人の使用人たちが綿を摘んでいて、「何者だろう?」というように彼に視線を送ります。劇伴でティッブス刑事の心情を代弁するようにレイ・チャールズがむせぶように歌うテーマ曲『夜の熱気の中で』が流れる。しびれますね。
綿畑を見下ろす丘の上に町の有力者の屋敷があります。有力者の名前はエンディコットといって、いかにも綿農園の主にぴったりだなあ(エンディコットン?)と記憶してしまいました。
さて、ティッブス刑事は温室でエンディコット氏に面会し、丁々発止と渡り合うわけですが、彼らを取り囲んでいるのが高価な着床蘭(ちゃくしょうらん)であるというわけです。
あ、うちの居間にある蘭は少しも高価ではありませんよ。当然のこと。