遠い道のり…。
職場宛で遅れて手元に届いた年賀状が1通。
いまからの返信だと寒中見舞いですか。
はがきを買いに郵便局へ向かったが5枚セットしか扱いがない。
コンビニならどうだ、とセブンイレブンへ行くと、寒中見舞いはがき自体扱いが無いとのこと。
ファミマはどうだと行ってみるも、やはり扱いがない。
諦めてインクジェット用のはがきはないかと尋ねてみたが普通紙しかない。
うーむ、もういいか。
普通紙はがきを頼んでみるも、現金払いのみ。
実は財布を持たず、スマホで支払おうと出てきたのだった。
そういえば郵便物関連はそうだったな…。
うーーむ、仕方なかろう。一旦財布を取りに戻る。
また同じコンビニに行くのも、なんだか気まずかったので、さらに別のコンビニへ。
「寒中見舞いはがきください。
なければインクジェット用のはがき、
でなければ普通紙のはがきをください。」
これだけ選択肢があり、現金もある。今度こそ。
「カ、カン、ナンデスカ?」
うーーーむ、店員さん全員外国の人であったか。
「あの、寒い時送るはがきというか。わかります?」
「チョト、オマチクダサイ」
ざわざわざわざわ、と外国人店員さん同士会議をはじめる。
そうして案内されたのが手袋売り場だった。
うーーーーむ、うむ! 難しいよね!
「そうでなくて、ポストカードね。絵が描いてある…」
「オオ!ポストカード!」
ドカっとインクジェット用と普通紙のはがきの束が出てきた。
インクジェット用を指差し、1枚ゲットする。
寒中見舞いはがきとか、もう良い。買えたんだから上出来だ。
絵柄を決めてプリントアウトする。
ふぅ、寒中見舞い1枚用意するのってこんなに大変だったんか?
ふと見ると、机の上の水筒からすこし水がこぼれていて、
印刷したばかりのはがきが…。
うーーーーーーーーーーーーむ!!