うしろまえ

四次元空間

Tシャツを後ろ前に着る確率が高すぎる。

僕が着るTは無地ばかりだし、だいたいが着古して襟がよれって見た目でどっちが前かわかりにくいということはある。
しかし、それにしても後ろ前に着る確率が高すぎると思うの。

風呂上がりに少し肌が濡れていると、布と肌の滑りが悪くなって着にくい。
背中でねじれて降りてこず「あー!もう!」ってなることもしばしばある。
ただでさえ着にくいのに、後ろ前なんて凡ミスは絶対にしたくない。
ものすごい確認する。
「よし。こっちが前だな。前なんだな。着るぞ着るぞ!」
からの
「はい、後ろ前でした!」

なぜだ! なんなんだこの地獄は。四次元空間か。
首元まで脱いでくるんと回して着直す時の敗北感よ。

以前このブログに、学生の頃学生服の中にパジャマを着て行ってしまった話を書いたが、おしゃれに無頓着だから注意力が下がるのか。

気づくといつも首まで抜ぎ〜の「くるん」をやっている気がする。
Tが後ろ前ではなく、僕自身が前を向くべきところ後を向いているのか。
いや、そんな後ろ向きの発言は良くないな。すまん、つい弱気になった。

まあTが後ろ前くらいよかろう。
ズボンを後ろ前に履いて出かけてしまうこともあるんだ。
電車の中でポッケの位置がおかしいと気づいた時の、あのときの絶望感にくらべたら、Tシャツの後ろ前にはまだ救いがある。

よね?

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