おかず

ふじた
ふじた

白米のおかずにならないもの、あります?

「それはごはんのおかずになるか」というテーマは、たびたび物議を醸します。

「クリームシチューはどうだ!」「おでんはどうなのか!」
「冷奴は!」「お好み焼きはどないだ!」

けんけんがくがく、譲れない戦いがそこにもあるのです。

で、僕はどうなのかというと、おかずにならんもんはほとんどないです。
食パンやうどんをおかずに白米を食え、という主食に主食をかぶせるのとか厳しいし、チョコレートのようなデザート系、あるいは虫的なものとかも無理ですが、よく物議になるレベルだったらまずおかずにならないものはない、と断言できようぞ。

上野亭チームには、ふじさわみえさんという歌って踊れるフードコーディネーターが在籍しているし、上野さんも過去のエッセイでバレている通り美食家なことは明白です。
そんな中、大変申し上げにくい。申し上げにくいがあえて言わせてもらうと、僕は白米さえあれば常にほとけの顔が維持できる。

醤油やソースをお米にかけるだけでもいい。なんなら塩でもいい。
いや調子良ければ米をおかずに米をいける。
とにかく基本的に白米が食べたい人なのだ。

跳び箱の前にあるバィ〜ンとなる板。
醤油なんかあれです。弾みをつけて米に飛びつける。

そんな自分を別に恥ずかしいとは思いませんが、しかし、あまり人に「これがあれば米くえるよなっ!」と共感を得ようとしないおかずもあります。
言うと薄目で見られそうだからです。ですが今日はここだけの話おしえます。

「水」です。

ほら、あなた薄目になった。

熱々のお米に水をかけるんです。するとお米熱で水がぬるくなります。
それでサラサラいく。それだけです。いわば、お茶漬けならぬ水漬けです。
猫舌だからお湯じゃだめなんですね。ぬる〜いのがいい。
お米の甘みが強調されるんです。

とある社長に言ったら「僧侶の崇高な食べ方」とのお言葉をいただきました。
やはり偉い人は違うもんだ。ティム・クックも水漬け食べてると思う。きっと。

でもそうそう食べないんでしょと思っている人。はずれです。
普通によく食べますし、他におかず無しで、それしか食べないことも多いです。
さすがに大好物ってわけではないですが。

クリームシチュー、おでん、冷奴、お好み焼きなど笑止。
それらはみんなおかず中のおかずだということがお分かりいただけたと思います。
あなたにも 水漬け あげたい(By チェルシー)。

最後にひとつ注意しておきます。

ごはんは大盛りで。

ごはんは大盛りで。

大事なところなので2回言いました。

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