かさねぎ

ふじた
ふじた

老化じゃないんです。

さむいのです。
なので、ズボンの下にスパッツ的なものを履くわけです。

だいぶ大人になるまで、このモモヒキ的なものがめちゃださいんではないか、と思っていました。いくら寒くてもこういうのはがまんするもんだ。女子高生みたいにな! と。

とうとう耐えられなくなったある時、友人におそるおそる聞きました。
「おまえズボンの下になんか防寒の履いとる?」と。
すると、友人はあたりまえのような顔で答えました。
「履いているがなにか?」と。

その時から「だよねー!」っていう顔して、僕も「あったかパンツ(自分はももひき的なアレをそう呼んでいる)」を履き出したんです。
だから友人がいなければ凍え死んでいた可能性があります。
そうなると友人というか恩人というか神です。
神よ、ももひき履いていてくれて有難う。ラーメン。

それにしても、まあ、ここんとこ寒すぎるのです。
なのでついに「あったかパンツの2枚重ね履き」を解禁してしまった。
パンツ、あったか、あったか、ズボンという重ね方。
これがすごいあったかい。
これか! これが世に言うDXか! と思いました。

だが先日間違えたのです。
朝寝ぼけてやってしまっていたのです。
パンツ、あったか、パジャマズボン、あったか、ズボン、の無意識オーバースペック重ね履きを。

いや、オーバースペック重ね履きはいいんです。したければすればいいじゃん。
ありえんステージの無意識、それが問題なのです。
こんな異常な重ね着にまったく気が付かず1日すごしてしまった。

家に帰って、2枚脱いだら、もう下半身パジャマなのです。
「あれ、知らぬ間に着替えてる!」と一瞬思いはしました。
そうではないのです。実態は単なるバカなのです。
なんだかもうがっかりです。

しかし老化ではないと断固言いたい。
それには根拠があるのです。

高校の、あれは期末テストの日だったか。
なんとなく違和感を感じたのです。
そしたら着てるんです。学生服の中にパジャマを。

昔からなんです。老化じゃないんです。

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